素材の特性 難燃性せんい

せんいは本来燃えるものですが、燃えにくくしたせんい(難燃せんい)が開発されています。原料の高分子に熱分解すれば不燃性のガスを出す物質を含む薬剤や他の難燃性の高分子を混合してせんいにします。ポリエステルやアクリルなどでこの難燃性せんいが作られており、カーテンや寝装品などに製品化されています。なお織物や編物にしてから、薬剤で難燃性能を付与する方法も行われています。

出典:化学せんい 日本化学繊維協会

消防法劇場、映画館、ホテルなど不特定多数の人が出入りする場所に使用される、どん帳、カーテン、敷物については、一定の防災性能を有する製品を使用することが消防法で義務付けられています。これらには「防炎」のマークが付けられています。