鳥害対策 番外編 コウモリ

哺乳類のなかで唯一、自由に飛び回ることのできるコウモリは、
日本国内に35種、世界では約1200種がいます。

市街地など身近なところで目にするアブラコウモリ(イエコウモリ)は、
コバエや蚊・蛾などを餌に、住宅の天井裏や戸袋の中、瓦の隙間をすみかに
生息しています。

家の中に住み着いているため、四季を問わず天井裏からの物音や鳴き声、
糞尿による家屋の汚損や悪臭に悩まされることも少なくありません。
しかしながら、「鳥獣保護法」で守られている動物のため許可なく捕獲や殺処分できず、
追い出した後、再び侵入されないように進入路を塞ぐ対策が求められます。

ネット(網)を使って侵入口を塞ぐ方法がありますが、糞尿の処理・殺菌消毒作業も
併せて実施することを考慮すれば、コウモリの習性を熟知し、侵入口の特定や屋根周りの
高所作業に長けた鳥害対策の専門業者(ペストコントロール業者)に相談することをお勧めします。
   

       出典:害虫・害獣の基礎知識vol.3 「知っておきたいコウモリのこと」より