工場や倉庫では、鳥による糞害が製品や原材料の品質を損ねること、


また、巣作りによる排気口や設備の詰まりが稼働効率の低下や故障を


引き起こすこともあります。

防鳥ネットやワイヤーの設置、忌避剤の活用など早期の対策を講じることで、


これらの被害を未然に防ぎ、安全で効率的な環境を守ることができます。

工場・倉庫の防鳥対策

①搬入口・トラックヤード

鳥の侵入を防ぐため、開口部にネットカーテンを設置。

上部は、カーテンランナー間の隙間からの侵入を防ぐため、
垂れネットもあわせて取付けるのが一般的です。
◎カーテンレールの設置がおすすめ
 →操作性が良く、力を使わずに開閉できます

②シャッターボックス上部

鳥が止まらないように、トマレンジャーV-21を設置。

ネットの取付が難しい箇所は、スパイク式(トマレンジャーV-21)の
設置がおすすめです。

③ダクト上部・配管上部

鳥が止まらないように、トマレンジャーV-21を設置。

鳥(特にハト)は、周りの状況を見渡すことができる高い場所、
雨風をしのげる場所を好みます。
軒下の配管や柱、ダクトは、鳥類には止まり木として格好のポイントです。
ネットを張りにくい箇所は、スパイク式の設置がおすすめです。
配管どうしの隙間にも、細工をすることで設置可能に。

※トマレンジャーV-21は、鳩が対象です。
鳩以外の小型の鳥類、もしくは足の長いカラスだと、
スパイクの間に止まる場合があります。

④庇軒下

鳥の営巣を防ぐため、ネットを設置。

ご依頼が一番多い場所です。
軒下のH鋼や小梁、折半屋根の隙間などは特に鳥が止まったり、
営巣しやすい箇所です。
対象の鳥に合わせた目合いを選定し、隙間ができないように
ネットを取り付けます。

⑤屋上・屋根

鳥が侵入しないように、ネットを設置。

折半屋根に面戸が入っていない場合、その隙間を狙って鳥は侵入してきます。
侵入を防ぐには、屋根先ごとネットでくるむような取り付け方が一般的です。

⑥工場・倉庫内

鳥の営巣を防ぐため、ネットを設置。

外敵や天候の心配がない建物内は、鳥類にとって生活しやすい最高の場所に
なってしまうことも。
ネットを設置することで、配管やレースウェイ(配線を保護する資材)への
係留・営巣を防げます。

番外編 こんな箇所にも施工できます

切り込み加工

換気口

フタ加工(照明)

フタ加工(火災報知器)