大切ないのちをまもるペット同行避難対策 犬用テント・猫用テント特集

指定避難所におけるスペース不足、棲み分けなどの課題を
解決するための犬猫の飼養・保管が可能なテントです

ペットの飼育頭数が犬680万頭、猫900万頭(2023年ペットフード協会調べ)となる昨今、
誰も取り残さないサスティナブル防災として全ての飼い主がペットと共に安全に避難する
「ペット同行避難」が環境省より推進されています。

ですが現実は、2019年の東日本台風で多頭飼養のペットのために避難せずに亡くなった事例が
報道されました。2024年能登半島地震の被災地にもペットと飼い主にまつわる事例が報道されました。
ペットは家族の一員であるという意識が一般的になってきた今、ペット同行避難は飼い主である
被災者の心のケアの観点からも求められています。
各自治体においてペット同行避難の実現に期待が高まる中、まだまだ進んでいないのが実情です。

このペット同行避難対策犬用テント・猫用テントはペット同行避難の対策が急がれている中、
ペット同行避難対策を進める上での指定避難所におけるスペース不足、棲み分けなどの課題を
解決するための犬猫の飼養・保管が可能なテントです。

この犬用テント・猫用テントは、平常時約30cm角・高さ140cmに畳むことのできる省スペースフレームと、
逸走防止を目的とした強力な広幅面ファスナーによる天幕、側幕、床シートの接合で、工具を必要としない省労力の組立てを実現しています。

・オーダー品
商品は本事業用に供するため、新たに設計・開発するもので受託後に製作する新品となります。

・清掃が容易な素材と構造
繊維系基布に樹脂等のコーキング材を塗布した0.35㎟厚ターポリンを採用しました。
丈夫で物理的強度も強く、耐候性、耐汚性など耐久性に優れた素材です。
マジックテープでのパーツ接続なので、取り外しての清掃も容易です。

・テント生地で構成、外気の遮断できる構造
側幕・床は、周囲の動物たちの気配を遮る不透過レンガ色を使用しております。
外側からテント生地を下ろすことで風雨防止効果があります。
※同室避難においては、プライバシー保護効果があります。

・テント外部から供給できる開口構造
電源を供給する各種コード類を通す開口があります。
スポットクーラー等冷気を供給できる開口があります。
開口部は、逸走防止縛り紐つきのため、供給と逸走防止の両立が可能です。

・換気及び害虫の侵入防止する構造
2か所の窓で、十分な換気が可能です。
開閉可能なテント生地とメッシュ生地の二重窓構造となっております。
メッシュ生地が、動物の逸走と害虫の侵入を防止します。

・自然採光又は照明により、光環境を管理できる構造
天幕にアイボリー色を採用しました。
このことにより、上部から自然光を採光し、明るい室内を作りあげることが可能です。
また、かぶり仕様のため、雨水の侵入を防ぎます。

・動物の逸走防止のための構造
出入口は、ダブルファスナーを使用しております(施錠可能)。
出入口内部:逸走防止仕切りネットを設置しました。
床下部:船底型の密閉型逸走防止床シートを使用しました。

・収納時
平常時にはコンパクトに収納でき、場所を取りません。
総重量は約25㎏程度です。

・その他、犬猫を飼養・保管するための設備等
犬用テント:幅1.8m×奥行1.8m×高さ1.76m(頂点2.2m)
猫用テント:幅1.8m×奥行1.8m×高さ1.76m(頂点2.2m)
※長期飼養の場合:キャットタワーの設置可能

シート看板:テント正面に掲示
※マジックテープ式で同行避難・同室避難、動物種類等変更可
情報ポケット:動物の登録内容など、詳細情報の掲示


本テントの活用モデル事業により、飼い主たちに安心してペット同行避難ができるという認知を広めること、
市町村の避難所設営者たちに安心してペット同行避難所を設営し、ペット同行者を受け入れられることを理解させることで
「逃げ遅れゼロ」に大きく貢献することが期待されます。

動物が苦手な人やアレルギーを持っている人などとの棲み分け、身体者補助犬など受入れなど、避難所の機能向上が期待されます。